礼文華海浜公園から(豊浦町)

礼文華海浜公園から(豊浦町)
油絵 A4号 横333x縦242  2021年1月制作

昭和6年6月5日、ようやく開通した長輪線(後の室蘭本線)に与謝野鉄幹と晶子夫妻が乗車し礼文華峠(れぶんげ)のトンネルを下ってきました。

平地に入り礼文駅を過ぎると内浦湾が広がります。

そうして、最初に目に入った険しい海蝕崖に圧倒されます。

今は礼文華海浜公園となり、夏にはテントが張られアウトドアーの宝庫となっています。

与謝野夫妻は、ここから次の大岸駅までの海岸に続く奇岩景色を車窓し随筆を書きました。

今は途中の岸辺に「豊浦文学碑公園」があり、与謝野夫婦と斎藤茂吉の歌碑、それに伊藤整随筆碑が建っています。